世界の言語入門

世界の言語入門 (講談社現代新書)

世界の言語入門 (講談社現代新書)

世界の言語、90語についての話が載っているということで、おもしろそうなので買ってみましたが、感想を一言でいえば、「イマイチ」でした。なぜなら、「言語学コラム」以外の部分は、筆者の体験談に過ぎず、何もおもしろいことを語ってくれません。やはり、一人の人間が90もの言語について語るのは無理があるのでしょう。知識として各言語について知りたい場合は、英語版のWikipediaを読んだ方が面白いです。

もちろん、筆者も言語学者なので、あらかじめ「これはエッセイ集です」と断っていて、それを知らずに買った僕が悪いのですが。小説のように、エンターテイメントとして読むには面白い本だとは思います。